疎通のための言葉

(今日のコトバ)

 

喰えないやつは、よく噛んで喰え。

 

 

 

嫌いだからといって、避けて通るばかりではいけない。

お互い心を開いて、意志を疎通させなければならない。

特に、嫌いなだけでなく、喰えない人間だと、

疎通させるものが難しくなる。

それは、わかっている。わかっていてあえていうと、

まず、言葉を交わすことからコミュニケーションをはじめよう。

基本中の基本のように思えるが、

嫌いな人間、喰えない人間、合わない人間、

意志を疎通できない人間のすべてに対して、

コミュニケーションが不足している。

その時、言葉を交わす会話もほとんど無いといっていい。

「話みると、あいついいやつだよ」などと、

よく巷で聞くように、心を開くとまったく意志が通じない人間は少ない。

だから、とりあえず心を開いて、こちらから言葉を投げかけよう。

それだけで、かなりの嫌いな人間は、普通の人間になり、

場合によっては、好きな人間になっていく。

個人的な経験でいえば、第一印象最悪で顔を見るのすら嫌だった人間と、

長い付き合いをしている。親友とよべる人間は、ほとんど

まともな友人関係になるまで時間がかかっている。

反対に、最初から調子を合わせて近づいてくる人間の方が危ない。

あまりに愛想のいいのは、計算づくで近づいてくることが多いからだ。

とにかく、嫌いな人間とも言葉を交わそう。

その一歩から、かけがえのない人間が生まれるかもしれない。

そして、人間関係がしっかりできている仲間が多ければ、

人生はもっともっと豊かになるのだから。