おもしろい21世紀のために

(今日のコトバ)

 

ドンキホーテになっても、

想像はあきらめない。

 

 

 

考え発想することをやめてはいけない。

自分がやめた瞬間に自分が退化し、

日本人がやめた瞬間に日本が破滅し、

人類がやめた瞬間に地球が滅亡する。

想像力があったからこそ、

人類がこれだけ進化したのだ。

けれど、デジタルの時代になって

スピードが速まれば速まるほど、

新しい発想が失われようとしている。

現代の音楽なんて、

同じリズムの中に言葉をのせるだけの

ものがどんどん精密機械のように生産される。

ほんとうに表現したいものがあるなら、

まだ聞いたことのない音楽への挑戦があってしかるべきだ。

1970年代頃まではミュージシャン個々が強烈な個性をもち、

他のミュージシャンが真似できない音楽をつくっていた。

デジタルが進化し簡単に音楽がつくれるようになると、

オリジナリティは加速度的に失われていった。

文学だって、言葉を追いかけるうちに衝撃をうけ、

立ち上がれないほど感動をうれる作品にめぐりあえない。

日本だけでも三島由紀夫、安部公房、筒井康隆、寺山修司の

ような文才に肩を並べる作家は出現していないと思う。

海外だって同じことだと思う。

ただ、媒体が変わってマンガとなると、

ここまで凄いのか!と感動させらる作品が、

21世紀になっても発表されている。

手塚治だけではない才能があふれている。

だから、どんな世界でもいい。

ドンキホーテといわれるぐらいはみ出して、

自分の発想を発表しよう。

ドンキホーテがたくさんいる社会だったら、

おもしろいじゃないか。

すこし騒がしいかもしれないが、

日々刺激があってわくわくするじゃないか。

人間よ、もっともっと想像しよう。

そして、もっともっとおもしろい21世紀にしよう。

 

「コトバザウルス」は本日、満一周年を迎えました。

読んでいただいた皆様、ありがとうございます。

これからも、どんどん遊びに来てください。