ちょうどいい生活

(今日のコトバ)

 

不便を失ったら、人間に戻れなくなる。

 

 

人類は、もっと人間が楽できるようにと進化してきた。

20世紀を過ぎてからそのスピードが高速になり、

日進月歩から時進日歩、分進時歩へ。

行き過ぎはあっても人間のために進化してきた。

ただ、この素晴らしいかったはずの進化が、

人間の機能をどんどん退化させていることも事実だ。

歩くことを嫌い、走ることを拒み、

行動する機能を衰えさせてしまっている。

調べることをやめ、作ることを忘れ、

思考する機能を途絶えさせてしまっている。

人類の生活は劇的に便利になった。

しかし、人間の機能は決して進歩していない。

人類のためにまだまだ進歩しなければならないものは、たくさんある。

ただ、このまま行くと人類の進歩より先に、

人間の機能が稼働しなくなってしまう。

だから、生活の中で人間の機能に役立つものを大切に残そう。

難しいことではない。発想の軸を自然に還るというこにおけばいい。

環境のためによいことは、クールビズだけではなく、

車を自転車にするだけでも違う。ひとりでできることから、

行動を起こそう。人間の機能を退化させない行動は、

環境を改善することにもつながっている。

北極が後30年するとなくなってしまうとの研究調査もある。

人間のために、地球のために、不便を歓迎しよう。

きっと、生きものが生きるのにちょうどいい生活がある。

そのちょうどいい生活を探しながら生きることが

21世紀に命ある人類の使命ではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

(トピックス)

 

レッドソックス地区シリーズ優勝

 

 

レッドソックスがシリングの好投と大量得点で地区シリーズ優勝を果たした。

レ軍は4回にオルティス、ラミレスの連続本塁打で2点を先取、

8回には一挙7点を挙げるなどして有利に試合を進めた。

レッドソックスは3連勝。松坂大輔、岡島秀樹のメジャー1年目はまだ終わらない。

 

 

 

 

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