非常識を演じる

(今日のコトバ)

 

 

意識が知識を生み、

知識が見識を育て、

見識が非常識を夢に変える。

 

 

 

 

 

「非常識な者だけが時代を変える」と誰かがいった。

このコトバだけを追うと、ただのクレージーな人間が、

バカをやってしまった結果、時代を変えたように聞こえる。

だが、クレージーを演じる人間は人知れず努力し、

高い知識と見識をもっている場合が多い。

アップルのCMでクレージーな奴で登場したモハメッド・アリは、

自伝で自らを臆病者と称し、子供の頃は、地元の不良から

逃げることで足が速くなったと告白している。

北野武も小心者であることを自他共に認めている。

非常識を演じながら時代を変えていける人間は、

隠れて他人がマネできないほどの努力もしている。

つまり、人よりはみ出ようと思ったら、

知識に裏打ちされた見識をもち、

その上で非常識を演じている。

そして、その非常識こそ、夢実現への道と知っている。

非常識を自分のものにした人間だけが夢を手にするのだ。

 

 

 

 

 

 

 

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