(今日のコトバ)
吠えれば吠えるほど、人は遠ざかっていく。
ささやけばささやくほど、人は近づいてくる。
声の大きさひとつで、人間関係が変わっていく。
よく声が大きい人間が会議を決めていくという。
ほんとうにそういう傾向はあると思う。
ただ、その声の大きい人間を信頼しているかというと、
そうでもない。プライベートでは、
できるだけお付き合いしたくない人間だったりする。
高圧的で、独善的で、スタンドプレーが過ぎる人、、、、。
そうである人が多いわけではないだろうが、
そういう誤解を受ける場合もある。
反対に、小声で何をいってるかわからない人間は、
まず、耳を澄まして話を聞こうとされる。
もちろん、いつもいつも小声だとわかっている人に、
耳は傾けなくなるかもしれない。
だが、小声でも人の気持ちを引き付けることはできる。
要は、気持ちをどう伝えるかの問題だ。
声に、どんな力があるか。
大声なら伝える能力にたけているが、人は遠ざかる。
小声なら伝える能力が乏しいが、人は近づいてくる。
この能力を理解していれば、
人生の舞台でもいい生き方ができる。
人の声は、自分の意思を伝える最先端技術なのだから。
今日のコトバのバックナンバーは、
コトバザウルスhttp://kotobaza.com/へ。