いい訳を標準装備しない

(今日のコトバ)

 

 

いい訳とは、汚れた作業着を着た言葉である。

 

 

人は、本能的にいい訳をする習性があるようだ。

「なぜ、こうなんだ?」

「やったのはお前だろう」

「誰だこれをやったヤツは?」

問いつめられた時、人は瞬時にいい訳を考える。

それは、防衛本能といっていい。

時に、いい訳が必要な状況もある。

ただ、いい訳を標準装備すると、

汚らしい自分、かっこ悪い人間が生まれる。

だから、正当に理由を述べることは大切にして、

それ以外の状況でいい訳をすることばかり

考えるのはやめよう。

それだけで、自分の評価が変わる。

否、自分が認めてもらいたい自分に近づける。

いい訳は、自分という人間を、

自分という誇りを、どんどん汚していくことを

忘れてはいけないのだ。

 

 

 

 

 

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