(今日のコトバ)
ほんとうに大切なものは、
いつも平凡な顔をして隣にいるもの。
人は、刺激のある方へ流れていく。
新しいことだったり、
おもしろいことだったり、
驚きがあることだったり、、、、。
気持ちが刺激に過剰に反応し、
追いかけていく。
人は、そういう生き物だ。
ただ、その気持ちが導かれたものが、
ほんとうに大切なものかというと、
それはまた別の話。
ほんとうに大切なものは、
長い時間、自分のそばにあって、
かけがえのない存在になるもの。
時間が長いと慣れる。
空気のような存在になる。
あらゆることが、あたりまえになる。
決して、刺激があるものではないかもしれない。
だが、その存在こそが、
ほんとうに大切なもの。
家族、恋人、親友など、
長く時間を共有し、
愛し愛され、助け助けられした経験こそ、
ほんとうに大切なものなのだ。
刺激があったり、新しいものに気持ちは動く。
ただ、その刺激も、その新しさも
賞味期限が切れたらどうだろう?
忘れてしまうものが大半だし、
一過性でしか気持ちが動かなかったことを、
振り返ると理解できる。
だからこそ、
いま、自分のそばにいつもいる存在を、
しっかり見つめてみよう。
どれだけ大切なものか。
どれだけかけがえのないものか。
いちばん大切なものは、
いつも自分のそばにいるのだ。