(今日のコトバ)
人間がもっとも不得意な計算は、清算です。
精算ではなく、清算。
精算は経費などを計算して結果を出すこと。
清算は過去にけじめをつけること。
「過去にけじめをつける」
一言で簡単にいえてしまうが、
とても難しい課題。
勝負事、義理、恋愛など、
過去にけじめをつけることができれば、
文字通り清算となるのだろうが、
けじめは
個人個人で見解が違うこともある。
お互いが納得して
清算するためには、
気持ちの問題が
いちばん大きい割合を
占めることになる。
難問だ。
生きる上で、最難関の課題といっていい。
ただ、この清算がうまくいかないと、
人間関係は崩壊していく。
関係が良かった人同士ほど
清算がうまくいかない場合、
一生、関係を断絶することもある。
だからこそ、清算は慎重に。
相手の気持ちをくみとって、
けじめをつける。
事務的に、速さを競う精算ではないので、
時間をかけてもいい。
お互いが納得するまで解決策を探り
けじめをつけよう。