(今日のコトバ)
権力は、
不正に手を染めるという
弱点を持っている。
特に、政治を見ていると、
どうして権力は、
不正と癒着したがるのかと思うほど、
権力=不正になっている。
権力を行使できるようになれば、
少々の悪いことは許される。
否、力があるから悪いことは、
まわりの人が許してくれる。
否、力があるから、
どんな悪いことも正義になる、、、。
まさに、悪循環という構造を持っている。
ただ、政治でない世界でも、
似通ったことは起こる。
会社で肩書きが偉いといわれる人ほど、
不正率は高くなる。
さらにもっといえば、
たいした権力などないのに、
自分よりあきらかに力の弱い者に、
似たようなことをしてしまっている。
「まったくしていない」と
答えられる人はごく少数なはずだ。
そう思うと、
権力という力は、誰もが不正に感染する
病気のようなものといえる。
だとすれば、
その不正に向かわないために、
自分以外のチェック機関を持つことは
必須になる。
権力と不正はセット。
その意識を持って、
つねにチェックできる状況をつくる。
権力をただの悪の権化にしないためにも
チェックは必要。
暴走する権力は悲劇を生む。
そして、誰もが権力を持つと、
自分を忘れてしまう。
そう戒めて生きていきたいものだ。