(今日のコトバ)
やさしさは、力技でした。
人にやさしくする。
言葉では簡単で、
ちょっとしたやさしさなら、
誰にでもできる。
だが、「ほんとうのやさしさ」とは、
と考えてしまう。
悲しんでいるから、
寂しそうだから、
困っているから、
やさしくする。
ほんとうは、やさしくした後が、
やさしさの大切なところかもしれない
と思う。
言葉だけとか、
一応、同情するとかではなく、
悲しみから立ち直るために、
どんなやさしさを届けるか。
寂しさから抜け出すために、
どんなやさしさを伝えるか。
真摯に、粘り強く、
その人を支えてあげる。
そこまでがやさしさではないだろうか。
自分が辛い時を考えてみればいい。
言葉だけでやさしくされても、
と思ってしまうこともある。
だからこそ、やさしさは、
やさしくした後も大切。
気持ちをこめて、
時間をかけて、
その人を支えていく。
やさしさとは、
そういうものだと思う。