成長が道を小さくした

(今日のコトバ)

 

故郷に帰って道が小さくなっていたら、

あなたが大きくなったのだ。

 

 

何年かぶりに帰省して、

いつも遊んでいた道がとても小さく感じる。

体の成長がそう感じさせることがある。

記憶との相違が感じさせることもある。

でも、ほんとうに道を小さく感じさせているのは、

自分の心が大きくなったことが一番だと思う。

故郷を離れて、紆余曲折、修羅場をのり越え、

見る目、立ち位置、考え方が変わり、

一直線の道が人生のすべてではなくなった。

道のまわりに花もあり、コンビニもあり、交番もあり、

ファミレスもあり、公園もある。

そこで、夢があり、恋があり、人生がある。

そのひとつひとつを経験した自分が、

昔の道に戻ると、街の機能のひとつと

理解するまでになったのだ。

そう、故郷を遠く離れて、

もっと大きな人間になろうと思った

あの日の夢を少し叶えたのだ。

 

 

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