世界一が希望の力

(今日のコトバ)

 

春には、満天下に希望がある。

 

 

 

その一球に、その一打に、その一瞬に、

目が離すことなく野球をみた。

ワールド・ベースボール・クラシックで

王ジャパンが世界一に輝いた。

キューバのミスから初回に4点を先取し、

楽なペースで試合が進むかと思ったが、

リードしていても緊張感がビリビリ伝わった。

途中、ファインプレーで日本を支え続けた

川崎がエラーをしてキューバに流れが動き、

ハラハラしたが、日本チームの自信はゆるぎなかった。

特に、世界にも名だたる王貞治とイチローが、

世界大会の顔としてチームをひっぱってくれた。

日本の視聴者や観客は、とにかく日本人としての誇り、

そして、夢をいっぱい与えてくれた。

この世界チャピオンになったことで、

子供たちが野球選手になる夢をもち、

格差社会とよばれ負け組ができ、

高度成長期の自信を失った大人たちが、

明日生きるための希望をもった。

日本はまた陽が昇る。

いま、満天下に夢と希望が降り注がれたのだから。

耳が痛い言葉を大切に

(今日のコトバ)

 

耳をふさぐな。

人の声は思ったよりあたたかい。

 

 

 

説教の声、反対意見の声、生理的にあわない声、

先生の声、上司の声、先輩の声、親の声、、、、、。

耳が痛い言葉をいわれるから、

聞きたくないと思うことがある。

実は、その耳が痛い言葉の中に、

自分が成長できる要素がいっぱい含まれている。

説教の言葉は、自分の悪い部分の真意をついてくれている。

反対意見も、自分が間違った方向に走っている時には、

正しい道に戻してくれる。

生理的にあわない人との会話だって、

その人とコミュニケーションがとれたら人間の幅が広がる。

先生、上司、親などは、自分を良くしてくれるために

耳に痛い言葉を伝えてくれているのだ。

当然、心地よい言葉をいってくれる人も大切だ。

ただ、耳に痛い言葉をいってくる人はもっと大切だ。

その人の言葉に耳をしっかり傾けられれば、

人生はもっともっと豊かになる。

かけがえのない一人になる

(今日のコトバ)

 

あなたのワンピースが足らなくては完成しない。

 

 

 

王ジャパンが韓国を破って決勝に進出した。

福留のホームランで流れを変えて勝ったのだが、

WBCのシリーズはひとえにチームワークの良さが

目立っているといっていい。

特に守備の緊張感あふれるプレーは、

テレビをみている人間まで興奮させられる。

イチロー、川崎、西岡、岩村など、

打力だけではないオールラウンドプレーヤーを

集めたことが、視聴者をしびれさせている。

当初は、打撃優先でもっとオーダーを組めないのか、

メジャーリーガーを全員参加させられないのか、

との声もあったが、感動プレーの連続で、

負けてもその声を打ち消していると思う。

ここで思うのは、勝つためのチームで、

王ジャパンのメンバーが限りなくベストに近いということ。

走れない選手をよばず、つなぎのできる選手を起用する。

その結果、不運、幸運はあったけれど、

期待に限りなく応えている。

イチローの「このチームはいいチームです」といった言葉が、

マスコミ用ではなく、本音で語っていることが理解できた。

そして、この王ジャパンは誰が欠けてもいけないぐらい

個々のプレーヤーが機能している。

誰もが自分の仕事をきっちりとこなしている。

まさに、どのピースが欠けても成立しないぐらい歯車のあったチームなのだ。

だから、自分のまわりでチームをつくる場合でも、

適材適所で人が機能する舞台をつくらなければいけない。

そのためにはまず、自分自身が機能する人間として切磋琢磨し、

仕事の中心として貢献する。すべての一歩は、そこからはじまるのだ。

味方をつくる

(今日のコトバ)

 

援軍なくして、頂上には行けず。

 

 

 

夢に向かって走る時、まず必要なのは自力だ。

自分で力を身につけ、自分で発想し、自分で計画する。

走りはじめるのも、自分から率先して行かなければならない。

ただ、夢や希望が大きくなればなるほど、

ひとりではその頂上ので登りきれない。

誰かのサポートがいる。

振り返ると誰もいなかったでは、

途中で夢も希望も頓挫してしまう。

だから、自分の本当の味方をつくっておこう。

つくるというと作為的だが、

同じ方向へ向かって、信頼できる力を発揮してくれる仲間を

大切にするということなのだ。

同じ方向に向かってない人と、一緒に走ってもうまくいかない。

信頼できない人に、サポートを頼んでも結果がついてこない。

自分が夢を叶えようとする時に、

本物の援軍となる仲間は一日ではつくれないから、

夢と同じように、時間をかけて、じっくりつくるのだ。

そうすれば、果てしない構想も、大きな力で完成できるはずだ。

自分にも本物の輝きを

(今日のコトバ)

 

スポットライトを浴びて輝くのではなく、

自らが光輝く人間でありたい。

 

 

 

 

人間にはチャンスがあって、

誰でも一度は大きな舞台が用意されている。

その舞台の上で、人間には二通りの輝きがあることに気づく。

一瞬輝きを失ってしまう人間と、

輝きを持続させスターとよばれるまで成功する人間との二通りだ。

一瞬で輝きを失ってしまう人間は、

実は自分から光りを発しているのではなく、

誰かに光をあててもらって輝いているのだ。

だから、光をあててもらえなくなると、

きれいさっぱり輝かなくなる。

反対に輝きが持続する人間は、

他力本願ではなく、自分の培った力で光を放っている。

だから、輝きは永遠といわないまでも持続していく。

人間にとって輝くことだけが、いいこととはいわない。

ただ、同じ人生を生きるなら、本物の輝きを放って

誰からも注目を浴びる人間であることは素敵なことだ。

そして、その輝きはまわりの人間をも幸せにする。

自分にも本物の輝きを。

春ならスタートできる

(今日のコトバ)

 

人生を目覚めさせるには、いい季節だ。

 

 

 

春は、人生の様々なものがスタートする。

昨年がんばった人も、普通にがんばった人も、

それほどがんばらなかった人も、

また、スタートラインに立てる。

不測の事態でスタートラインに立てない人を除けば、

平等に、また、デビューできる季節でもあるのだ。

昨年が好調でなかったら、

今年はいい年にしようと気分を切り替えられる。

さらに、4月からは公私にわたって新しい目標を立てられる。

区切りをつけて、新鮮な自分に生まれ変れる。

そう、邪念を振り払って、新しい自分をスタートさせられるのだ。

だから、新しいビジョンをもって、前へ進もう。

新しい自分に、新しい出会いがあり、新しい夢が生まれる。

リフレッシュ、リセットして、次のステージに向かう。

春なら、それらすべてにチャレンジできるはずだ。

夢は骨太の幹に咲く

(今日のコトバ)

 

芽は、すべて地からはえる。

 

 

 

地の下にしっかり根をはっているものから、

大きな木になっていく。

自分の目指した夢を実現する時も、

下準備となる設計をしっかりして、

様々な方法論を習得することが大切だ。

夢を高く、夢を大きく育ててるなら、

その準備を時間をかけても緻密に構築していく必要がある。

地上に実現した夢は、すべて地下の設計で決まっている。

いま、大きな夢を心にもっているのなら、

あらゆる経験と方法と研究をして、

根をはる作業をしよう。

頑丈な根をはれば、

夢は骨太な幹に咲き、ゆるがない宝物を

人生に届けてくれる。

エンジョイする力が湧く

(今日のコトバ)

 

反省の中に、希望をもちこめ。

 

 

 

失敗した時や負けた時など、

どこが悪かったか解決策を考える。

次には同じ過ちをしないように、反省をする。

それは大事なことだ。

ただ、後悔より反省の方がましかもしれないが、

過ちを犯さないことだけを誓って、次に進むのでは楽しくない。

できれば、反省と同時に希望を描いてしまおう。

振り向くだけでなく、前進していくモチベーションが生まれてくる。

過ちを怖がるのではなく、新しい試みをエンジョイする力が湧く。

もし、反省する状況に陥っているのなら、

そこに希望をもちこもう。

次の舞台は、もっともっと前向きに挑めるはずだ。

本音で答えてくれる人

(今日のコトバ)

 

答えてくれる人を、「私」のそばに。

 

 

 

ひとりで悩んでいるといきづまる。

孤独の中で長い間、自問自答しても答えは発見しにくい。

親身になって、自分の意見、自分の悩みに答えてくれる人が

そばにいてくれると、随分、生きることが楽になる。

本音で語りあえ、なんとなくほっとする。

強く主張しても、上手に受けてくれる。

そして、「こうしたらいいんじゃない」とさりげなく

アドバイスをしてくれる。

人の生活に、人の人生にかかわらなくなった昨今、

いい距離で付き合える人が何人も、何十人もつくれはしないと思う。

ただ、ひとりでもいい。自分の話を聞いて、

しっかりと本音で答えてくれる人をそばにいてもらおう。

自分が追い込まれた時、とてつもない力になってくれる。

「あいつに勝つ」という目標設定

(今日のコトバ)

 

ライバルとデッドヒートしている時が、

最高の成長期だ。

 

 

 

戦いをはじめると、必ずどこからかライバルが出現する。

世界記録、世界チャンピオンを目指すレベルの高い戦いから、

学校のクラスでの体育祭、クラブ活動まで、

どんな人にもライバルがいる。

気づかずに過ごしているかもしれないが、

このライバルは先生や親や師匠より

人を成長させている。

「あいつには負けたくない」

「あのチームには勝たなければいけない」

そう思う意志が自分を限界を越えて成長させる。

先生などのように何かを教えてくれると、

勘違いすれば待ちの姿勢で進歩なく生きてしまう。

しかし、ライバルは違う。

自分の意志で「あいつに勝つ」という目標設定ができる。

だからこそ、ライバルをもて。

いなければ、つくれ。そのライバルこそが、

自分を無限大に大きくしていくのだから。