(今日のコトバ)
スーパースターだけ集めても勝ち続けられない。
人間には勝つためのポジションがある。
レアル・マドリードやニューヨーク・ヤンキースのように、
スーパースター軍団をつくって試合にのぞんでも、
ナンバーワン・チームにはなれない。
優勝するチームは、トップに立つチームは、
名前があるなしにかかわらず、
任せられたポジションをしっかり遂行できるプレーヤーを
配置している。そのポジションしかでないかもしれないが、
そのポジションは誰よりも力を発揮する。
また、名前があるとフォア・ザ・チームの精神を失い、
自分の名誉欲に重きをおくプレーヤーもいるが、
適材適所で考えれば、犠牲の精神でチームプレーに徹して
くれるプレーヤーも選出できる。
チームで戦う場合、名前よりも犠牲の精神も含めた
プレーヤーで固めた方が勝利に近づく。
社会でも、この論理は同じはずだ。
しかし、社会も同じように肩書きで人選し大失敗を繰り返す。
学歴で採用する。肩書きだけでヘッドハンティングする。
実力もないのにコネを優先してしまう。
結果、経営は失敗しどん底になる。
本当は、何かを始める場合、本人にその何かをやらせてみせて、
仕事や事業にフィットするかを考えなければ上手くはいかない。
肩書きなど、ほとんど意味がないのだ。
もし、いま、何かを始めようとするならば、
本当の、本物の実力を見極めて人選しよう。
そして、自分自身も肩書きに関係なく実力をもち、
社会でしっかりポジションをとれるように生きよう。
ジーコ・ジャパンのドイツ・ワールドカップ大会代表選手が、
明日発表される。選出メンバーを実績で選ぶのは結構だが、
思い込みや名前だけで選ぶのはやめてほしい。
一試合でも多く勝ち上がる日本代表をみたいのだから。