(今日のコトバ)
手すりにつかまって立ち上がったら、
歩き出すまでは早い。
赤ん坊がハイハイから手すりやテーブルにつかまって、
立ち上がったら歩き出すまではあっという間だ。
技を身につける時も、要領を得ないとなかなか進歩しないが、
一度上手に出来るようになると、瞬時に技を習得してしまう。
人間は、修練から生まれるきっかけで急激に成長する。
その習得のサイクルを意識していすれば、
ものごとに対する取り組み方も違ってくる。
繰り返しばかりの作業でも、
技を極めるための挑戦と考えれば、
もっと集中してがんばれる。
なにもかもが中途半端に終わってしまうと嘆いている人がいたら、
人が技を習得していくシーンをイメージしてみよう。
魔術ではなく、誰もができるやり方を丹念にやるだけで、
ある基準をクリアすることが出来ると信じればいい。
多少の時間の差があれ、身につけたい技は身につくはずだ。