(今日のコトバ)
数字ばかり追いかけている人は、
顔がちっとも幸せではない。
どんなにお金持ちになっても、
どんなに偉くなっても、
儲けることだけで、喜んでいる人間の顔は醜い。
稼ぐが勝ちなんて言葉が流行ったけれど、
お金を儲けたことで勝てることはあるが、
幸せになれることは案外少ない。
むしろ、お金にはいつもリスクがついてまわり、
汚いことに手を染めずにはいられず、
どんどん表情が悪人面になる。
村上ファンドのあの方も、ライブドアのあの方も、
けして人間を引き付ける魅力はない。
群がってきたのは、彼らのバックにあるマネーだけで、
彼ら本人ではないような気がする。
経営者とよばれる人間の顔を、とりたてて醜い。
立志伝中の人間だと、ちょうちん記事で
非常に豊かな表情だとか、知性が表情に出ているとか、
人間へ博愛心あるオーラとか、いってみても、
ぜったいピュアにみえることはない。
必ず陰の部分が表情に出てしまう。
その表情はお金(数字)に演出され、
底知れぬ醜くさを表現しているのだ。
お金は必要なことはわかっている。
ただ、お金だけで人生をまわしたら、
きっと、心地よい人生はおくれない。
お金の先にある何かのために、
お金では生み出せない何かのために、
人生はあるのではないか。
お金以外のものを見つけなければ、
人生は本当の素晴らしさを知らないまま終ってしまう。