(今日のコトバ)
幸福は、ときどき人の不幸の上に立ってしまうから、
長生きしないのだ。
勝者に幸福があれば、敗者には不幸がある。
他人を犠牲にして、自分が獲得することがある。
幸福と不幸は、天秤のようにどちらかが上がれば、
どちらかが下がる。
どちらか一方が続きすぎると、人間が生きていけなくなる。
そう考えてバランスがとられているような気がする。
忍耐力がどれほどある人間だって、
次々に不幸が訪れればまいってしまう。
反対に、幸福ばかりでも幸福の価値がなくなり、
毎日の生活に感動がなくなってしまう。
よくできたものなのだ、幸福と不幸は。
幸福になったと思った時は、思いっきり喜ぶ。
でも、不幸になったからといって、悲しむだけでなくてもいい。
基本的に長続きしないし、幸福が訪れた時に感動は二倍になる。
そして、この幸福と不幸のリズムがあるからこそ、
人生がおもしろくなっていることを忘れずに生きてみよう。