(今日のコトバ)
欲しいものに、無欲になれ。
栄光をつかむために。勝利をつかむために。
夢をつかむために。希望をつかむために。
人は、欲しいものをつかむために欲望をギラつかせる。
ただ、その欲望がギラギラしすぎて
他人から見ると醜くうつる時がある。
欲望のあまり策を選ばず、悪事でも、インチキでも手を染める時や、
まわりの人を踏み台にして、自分だけ欲しいものをもぎとろうとする時だ。
前者は、一瞬勝ち組になったりもするが、結局、自分の過去に
足を引っ張られ、到達点につく前に自滅してしまう。
後者は、やはり力づくで他人をつぶしていると、はじめの段階では
到達点に近道したように感じられるが、結局、踏みつけた分は、
利子をつけて返ってきて、本当の意味で栄光や夢をつかむまでは至らない。
では、どうやって欲望を成就させればいいか。
それは、自分の欲に誠実になることではないだろうか。
よく、「無欲の勝利です」などとスポーツ中継されたりするが、
まさに、ほんとうに欲望を達成する時は、無欲でただひたすら
がんばっている時に起こるような気がする。
もちろん、目標に向かっての方法論は必要だ。
そこで、自分なりの方法をたて、悪事や他人を踏みつけることを考えるのではなく、
自分を切磋琢磨して、自分の中でたゆまぬ努力をしていく。
それだけでいい。それ以外の他人をつぶしながら手に入れた欲望は
必ず顔にでる。そして、必ず人生にでる。
ほら、あなたのまわりにも、もう顔に出ている人がいるでしょう。