(今日のコトバ)
気づかない幸せ、気づく不幸もあるもんだ。
昨年、鈍感力という言葉が流行った。
敏感でなく、シャープでなくても幸せに生きられる、
というメッセージがそこにあった。
あまり正面切っていう人はいなかったが、
この鈍感力に近いものを感じていた人も多かったはずだ。
あまり勘は良くない。意外に情報に疎い。
なのにハッピーでいられる人が、
どこの社会にもいたりする。
もっというと、シャープな人はいろいろなものに気づいてしまう。
だからこそ、神経がすり減って幸せを堪能できない。
反対に、少し鈍いからさまざまなことに気づかない。
だからこそ、深く考えずに、ぐっすり眠れる。
どちらがいい悪いではない。
ただ、もし自分が「気づかない人」だと思っても、
悲しむことはない。
その機能が自分の人生を救ってくれていると思えばいいのだ。
今日のコトバのバックナンバーは、
コトバザウルスhttp://kotobaza.com/へ。