人間は時間を編集する

(今日のコトバ)

 

 

時間は、ゆっくり嘘をついていく。

 

 

時が経ては経つほど、記憶はあやふやになっていく。

時間の経過がいろいろな細部を削ると共に、

想像が付けたすこともある。

さらには、そのすべてが美談になったり、

笑い話になったりする。

都合のいいように編集されるのだ。

つまり時間は虚構もつくり出す。

だからこそ、時間は素敵なものなのかもしれない。

人間が一生勝てないもののひとつが時間。

その時間は経過すると、

苦しかった部分が削られていい思い出になる。

人間が与えられた機能だと思うと、

人生は素晴らしいものだと思えるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日のコトバのバックナンバーは、

コトバザウルスhttp://kotobaza.com/へ。