忘れることも優れた機能

(今日のコトバ)

 

忘れ物はいっぱいしていいんだよ。

ぜんぶ持っていたら、いっぱいいっぱいになって、

歩けなくなるから。

 

 

 

年齢を重ねると忘れることが多くなる。

荷物、最近食べたもの、やるべきこと、そして、人の名前、、、、、。

あきらかに若い頃より忘れることが多くなっている。

脳の老化で忘れやすくなっているのだ。

生きていると、それが気持ち悪くもある。

だが、よくよく考えてみると、忘れやすくなっていいともいえる。

年齢の分だけ荷物だけでなく記憶も蓄積されたらどうだろう。

すべてが自分の身のまわりにある。すべて覚えている。

考えてみると重くてしかたないだろう。

物は捨てればいいが、記憶は簡単に捨てられない。

忘れるという人間の機能がなくては、

人生が重くなってたまらないだろうと思う。

だから、年齢を重ねて忘れることが多くなることは、

むしろ喜ばしいことと受入れよう。

年齢を重ねても身軽るに生きていける。

そのために忘れることが増えていく。

忘れること。それも人間の機能。

素晴らしい人生にするための人間の働きなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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