(今日のコトバ)
どれだけ遠まわりしたかが、
どれだけ遠くへ行けるかの礎になる。
できれば、近道したい。
最短距離で到着し、楽したいと思う。
だが、人生はそう簡単ではない。
ゴールが見えないほど、
遠くにあるもの。
紆余曲折あって、
前進しているかわからないもの。
近くに見えているのに、
なかなか近づかないもの等々、
一筋縄ではいかない
険しい道程がまっている。
ただ、長く生きていると、
簡単ではない道が
わるいことばかりでないことを知る。
長い道を歩いて、鍛えられた心と体は、
簡単にはギブアップしない心と体になる。
近道できず遠まわりしたが、
そこで鍛えられた心と体が、
どんな長距離でも平気でゴールできるようになる。
もっというと、遠まわりと思った道が、
実は、いちばん近道だったこともある。
そう考えると、
人生の遠まわりもわるくない。
遠まわりしている時間は、
自分を鍛えている時間。
自分を成長させている時間だと
思えばいいのだ。
いま、人生の迷路にいて、
なかなか抜け出せない道にいる人も、
あせることはない。
その迷っている間に、
自分の中のいろいろな機能が進化している。
ゴールにだどり着く頃には、
一皮むけた新しい自分になっている。
だから、遠まわりを避けなくていい。
これからの自分の未来のために、
有益なトレーニングになるのだ。