(今日のコトバ)
言葉を絶対に忘れて欲しくなかったら、
「誰にもいうなよ」といえばいい。
「誰にもいうなよ」とか、
「お前だけにいう」とか。
自分だけ特別に秘密を明かしてもらうと、
その話しは、
その言葉は、なかなか忘れない。
なぜかと考えてみると、
その一言を前につけられるだけで、
自分は信頼されていると思える。
思った瞬間、集中力が増し、
話しや言葉を記憶しようとする。
いいか、ワルいかはわからない。
ただ、この作用を使って、
自分の伝えたいことを
相手の記憶にとどめさせることは
できそうだ。
普段の話しではなく、
とても大切な話しをする時、
枕詞として、
「誰にもいうなよ」という。
それだけで、相手の記憶に刻めるなら、
自分としても本望だろう。
話しや言葉は、
常に伝言ゲームになり、
微妙に伝わり方が変わってしまう。
自分から正しい情報を発信したい時、
枕詞は武器になる。
意識していい武器だと思う。