(今日のコトバ)
人間は、
不平等にできている世の中を
平等にするために戦っている。
「人間は平等」が
前提だという人がいるが、
どう考えても平等ではない。
生まれた段階で差はできていて、
そこから平等でない世の中で
生きていく。
もちろん、昔のような極端な不平等は
減ったとはいえ、平等ではない。
そして、人生は、
自分に起こるあらゆる事態において、
不平等を払拭し、
平等にしていく作業ともいえる。
平等は勝ち取らなければ
ならないものでもある。
もっというと、
平等を越えて、
自分が上に立とうとして
不平等をつくってしまうこともある。
バランスを取るのも難しい。
だからこそ、
平等という標準装備されないものに
真摯に向き合い、
その状況においての平等を
考えながら生きる。
無意識でいると、
その場で、すぐに
不平等になることを忘れずに
生きていくのだ。