(今日のコトバ)
人間は、喪失感の中だけで真実がわかる。
失ったり、無くしたり、寂しくなったり、孤独を突きつけられた時、
今まで自分がいかに理想の形で成り立っていたかを、
純粋な気持ちで知ることができる。
あなたのまわりを彩るたわいもないこと、
近くにいてくれた人、あたりまえだった健康、
まとわりついて離れないペット、駐車場で毎日待ってる車などなど。
失うと、去っていったものを愛おしさだけを、
悲しいけれど冷静に、不幸だけどまっ白な気持ちで見つめ直せる。
真実は惰性や快楽にまぎれて、
その正体を隠していく。
だからこそ、何かを喪失した時に
正体をあらわす真実をしっかり把握しよう。
その経験は、本当に大事なことを大切にしようとする。
そして、きっとあなたが大切なものを失いかけた時、
この経験が生きてくる。
真実はここにあるよ、とあなたを導いてくれる。