人生の埋蔵金がある限り

(今日のコトバ)

 

ひとりひとりの「いままで」という財産は、

ものすごいダイヤモンドだ。

 

 

 

戦いにのぞむとき、力を試されるとき、

人は自分の力量が不安になって、

プレッシャーという名の大津波にのまれてしまうことがある。

人は敵の幻想におびえて、

緊張感という血液の上昇に足元が見えなくなってしまうことがある。

でも、どうだろう。挑むのは自分で、

戦いの日だけで劇的に変わることはあまりない。

しかし、生まれてからその日まで培ってきた自分の中の財産は、

けして少ないものではない。いや、膨大な宝の山だ。

その人生の埋蔵金ある限り、人生の貯蓄がある限り、

戦える。負けることや苦戦することがあるかもしれない。

だが、立ち直れなくなることは絶対にない。

だって、いままで生きてこれたのも大変な道のりだったのだ。

人は全部覚えているとつらくなるから、

ほどよく忘れてしまう装置を内蔵している。

その忘れてしまったつらいことに最強の経験がつまっている。

追い込まれれば、からだが自然に思い出す。

自分を信じろ。これまで生きてきた力で自分新記録を更新しよう。

人は、強い精神をもった生き物なのだ。