(今日のコトバ)
幸せは人類よりちょっと少なくて、
いつも足りないと嘆かれている。
すべての人に足りるほど、
幸せは数多くありはしない。
いつも誰かが幸せが欲しいと嘆き、
幸せをもっている人をうらやんでいる。
それはきっと、神様が幸せの数を調整して
誰でもかれでもあげないことにしたんだと思う。
考えてみるば、みんなが幸せになったら
自分は幸せとはいいきれない。
もっと欲深くなったり、
もっと幸せな人をみつけてうらやましがったり。
比較しなければ満足できるものを、
比較したために幸せではないと思ったり。
ただ、幸せが足りないと思って、
幸せが足りようとする努力は、悪いことではない。
もっといえば、幸せを自分のものにする努力の中にこそ、
幸せが隠れているともいえる。
つまり、幸せをちょっと少なめにつくって、
幸せでない人は自分で足りないものを補って幸せになることを、
神様は奨励しているのだ。
だから、幸せは少し足らなくていい。
その方が、幸せな人と幸せになろうする人で人類が構成できるのだから。