(今日のコトバ)
上には上がいて、
その上にも上がいる。
そして、その上には黒幕がいる。
ちょっと上の人は、目障りだしうっとおしい。
できれば、管理などしないで自由に泳がしてほしい。
だが、この上の人間は、どういうことはない小さな上司。
理想論だけを掲げてトップに君臨し、
全体を怒濤に迷わせる人間も実はどってことはない。
本当に怖いのは、けして表に出てこない人間だ。
黒幕とよばれるその種類の人間は、
一番の権力者であり、一番手を汚さない。
でも、上の上にいて殿上人になっても、
何がおもしろいのだろう。
人間は、ひとつひとつのテーマに、
あがいてころんで夢をつかむから楽しいのではないか。
奥の中に入って、私利私欲だけで人間を動かしても、
至福とか、快楽とかと無縁だと思う。
考え方次第だから、どれが良い悪いではないが、
幸せを選択したいなら上だけを目指す生き方は辛いと思う。
インタビュー記事で、
「社長業は、孤独で、辛くて、いつもハラハラしている」と
いった大社長がいた。至言だと思う。
そして、その社長より、ファンドだ、株だとかで、
汗もかかずに利益だけをむさぼる禿鷹のような黒幕は、、、、。
もう説明しなくてもいいだろう。
めぐりめぐって幸せとは、縁遠くなってしまうのだ。