(今日のコトバ)
マイナスとマイナスをかけてもプラスになる。
弱さと弱さをかけても強さになる。
ひとりひとりは弱いけれど、束になれば強力な何かを生み出す。
ほとんどの社会の仕組みは、弱い者が力を出し合って
小さな発見を集めて、強靭な体制に挑戦している。
弱い者ばかりとはいいづらいが、
実際、本当に強い者など数は知れている。
だが、強いからといって社会で勝てるかというと、また、違う。
腕力だけの世界ならいざ知らず、
人間の生きる社会は、ほぼチームプレイが必須になる。
このチームプレイでは、強い者もいるが弱い者もいて、
つまらない者がいるがおもしろい者もいる。
個人プレイにたけているが、組織では動けない。
独走性はあるが、協調性には欠ける。
あんな人こんな人がいて、社会は組み立てられている。
だから、弱いことに悩むことはない。
みんなどこかが弱い人間なのだ。
要は弱いことを認めた上でどう考えるかが問題なのだ。
その弱さを埋めるために鍛えるものよし。
その弱さを長所としてPRするのもよし。
その弱さを大切に守るのもよし。
人間には、弱さが必需品なのだから、
その弱さと付き合っていく自分なりの方法をみつければいいのだ。