善人の弱み、悪人の弱み

 

(今日のコトバ)

 

善人には、

どこかに攻めきれない弱さがある。

悪人には、

どこかに守り切れない弱さがある。

 

 

 

 

よく善人といわれる人は、

いい人と思われている分、

人のいうことをよく訊いてくれる。

あまり断を下さず、

いいよ、いいよといってくれる。

また、あれこれ依頼しても、

わりとやってくれたりする。

能動的というよりは受動的。

攻撃的というよりは守備的な人が多い。

反対に、よく悪人という人は、

自分の主張が強く、

また、嘘も平気でついてしまう。

誰かのいうことに

耳を傾けるというよりは、

自分のペースでものごとを進めようとする。

受動的というよりは能動的。

守備的というよりは攻撃的。

善人と悪人の特性として、

まったく相容れない違いがある。

考えてみれば、

善人には善人の強みがあり、

悪人には悪人の強みがある。

同じように、

善人には善人の弱み、

つまり守備的に生きて

攻めに弱いという性質があり、

悪人には悪人の弱み、

つまり攻撃的に生きて

守りに弱いという性質がある。

どちらがいいかという話ではない。

ただ、この特性を知っていれば、

善人の対応、悪人の対応がわかる。

どんな状況で善人・悪人が現れても

心の準備ができる。

善人・悪人のペースにのせられないで

生きていくことができる。

生きるために知っておく

ちょっとした知恵かもしれない。