(今日のコトバ)
365日を平凡で舗装できる人を幸せ者という。
つくづく思うことがある。
どんな勝利を重ねる人生でも、
どんな称賛を浴びる人生でも、
日々を変わらないペースで平凡に
生きている人には勝てないと。
才能があって特別なものがつくれても、
日々浮き沈みが激しい。
まわりから羨ましがられても、
家庭の中は問題だらけ。
いい時とわるい時の差が激し過ぎる。
反対に、特別なことが何も起きていなくても、
毎日、同じリズムで暮らしていける。
仮に特別なことが起きていても、
それが普通の状態になって、
心穏やかに生きられる。
そんな人がいちばん凄いと思うし、
もっというと、いちばん幸せだと思う。
人生は、一瞬という競技ではない。
人生は、一生という大河ドラマだ。
一瞬の出来事は、
すべて途中経過になっていく。
その中で常に
同じペースで生きることができる人生は、
平凡の中の幸せをたくさん得ていること。
それほど幸せというべき人生はないのだ。