(今日のコトバ)
想い出を眺めているうちは、
いまある幸福を見ることができない。
人は、想い出話をする。
楽しく、愉快に、人生を振り返る。
同窓生と会ったり、
昔の仕事仲間と会って話す。
そういった会の時はいい。
だが、会の時ではなく、
話しの中心が
いつもいつも想い出話ばかりになると、
楽しいではすまない。
自分がイケてない時期に
入っているということだと思っていい。
「昔はよかったな」と
話してしまう。
では、「いまはどうなの?」
と聞かれると、答えられない。
ただ、いい状況ではないが、
自分がイケてない一つの指標として、
役目は果たてくれる。
もし、いま自分が昔話が多くなっていたら、
ちょっと気をつけた方がいい。
何かイケてない状況にあるのだ。
反対に、いま現在の話がたくさんあって、
盛り上っていけるなら、
自分はイケていると思っていい。
人生は、
イケてる時もイケてない時もある。
その基準を知る時に、
昔話の多さで決める。
一つの自己確認の方法なるはずだ。