(今日のコトバ)
どこへ出して恥ずかしくないものは、
出す前に思いっきり恥をかいていた。
よく「どこへ出しても恥ずかしくない」という言葉を使う。
製品だったら信頼性のある製品、一流品などを指す。
人間でも各分野のトップをはる人、または間違いのない仕事をする人の
ことを指すのだろう。
では、その製品や人間は、恥をかいていなかったのだろうか。
製品であればテストを繰り返し、
完璧をつくした結果、市場におくり出される。
テストの段階で数限りない失敗を繰り返しているはずだ。
また、人間であっても恥ずかしくないと呼ばれる人は、
そう呼ばれる以前に、限りなく失敗を重ね、経験をつみ、
知恵をつけてきたはずだ。恥など何千回、
いや何万回だってかいているだろう。
もし、あなたが少しでも「恥ずかしくない人」と
呼ばれたければ人一倍恥をかいておくべきだ。
きっと、恥は血や肉となり、あなたの財産となる。