(今日のコトバ)
常識は劣化して中古品になり、
非常識は進化して新商品になる。
人は常識の中で生きる。
常識をはみ出してしまえば、
罪になることもある。
ただ、常識にも
賞味期限がある。
「この常識は、
いまは通用しなくなった」
ということもある。
例えば、現代と昭和の常識では、
まったく違ってくる。
鉄拳制裁あたりまえの昭和は、
先生が殴るなどあたりまえ。
家庭でも、部活動でも、
暴力は標準的にあった。
昭和で先をゆく者の暴力を
否定したら、
その人が非常識と呼ばれたりした。
現在は、どの世界でも暴力はNG。
平気で暴力をふるう者こそ、
非常識の権化になる。
昭和の鉄拳制裁という名の
暴力は、「暴力ではない、愛情だ」
といわれた。
そんなこと一つをとっても、
常識は非常識に、
非常識は常識になる。
だからこそ、
常識も疑ってみる。
そのことを意識して
生きることで本当の常識が
わかってくるのだ。