「みんな」なんて、いない

 

(今日のコトバ)

 

みんなの意見とか、

そんなことどうでもいい。

そんなもの「みんな」という

たった一人の誰かの言い訳だ。

 

 

 

「それがみんなの意見だ」と

声を大にしていう人がいる。

自分の意見を通そうとする時、

常套句として、

「みんなの意見」という人がいる。

だが、ほんとうに「みんなの意見」

なのだろうか。

だとしたら、

みんなって何だ。

すべての人という意味なら、

間違って言葉を使っている。

すべての人の意見など、

到底調べることはできない。

多数意見という意味かといえば、

それも怪しい。

突きつめると、

自分の意見をみんなというベールで

覆っているだけのことが結構ある。

さらにいえば、

「みんなの意見」は

発した人が有利な意見になっている。

つまり、「みんなの意見」はかなりの場合、

幻想であり、

ひとりの人間の意見かもしれないのだ。

そう思うと、「みんなの意見」に

縛られる必要はない。

みんなというなら、

そのみんなの実態を証明してみろと

いえばいい。

絶対に証明は不可能。

そして、ちょっと検証してみれば、

「みんなの意見」でないことがわかる。

だからこそ、

「みんなの意見」に右往左往する必要ない。

自分の意見が正しいか正しくないか。

そこをしっかり考えればいい。

「みんなの意見」は、

誰か一人の意見。

そう思えば、

ブレずに自分の意見を伝えられる。

みんなの意見に

ダマされるな。

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