(今日のコトバ)
人間は、
何度も立ち上がるために、
忘れるという能力を身につけたのだ。
何度でも、何度でも、トライする。
何度でも、何度でも、チャレンジする。
簡単に言葉にできるが、
簡単にできるものではない。
なぜ、何度でもできるのか?
根性か?忍耐か?持久力か?
みんな間違ってはいないだろう。
ただ、それ以外で
大きな要因になる力がある。
それは、忘れる力。
人間は、忘れる力を持っている。
一度体験したものを
いつまでも覚えてはいない。
その覚え方は一人一人みな違う。
だが、時間が経つにつれて、
多かれ少なかれ忘れていく。
良くない能力のようだが、
それだけの能力ではない。
忘れるからこそ、再び挑むことができる。
忘れるからこそ、次に進むことができる。
自分の頭の中に記憶がないから、
また、同じようなこともできる。
この同じようなことを
繰り返し持続できる力は、
人間にとって大きな力になる。
おおげさにいえば、
人類の進歩にも役立っている。
いま、物事を忘れすぎていると
思っている人は、
忘れることも
一つの能力と考えればいい。
それは、自分にとって
一つの武器になっている。
もっと、もっと前へ進むための
大きな力になっている。
そのことを意識してほしいと思う。