(今日のコトバ)
翼がなかった人間だから、
どんな生き物より想像の翼を
羽ばたかせ飛ぶことができたのだ。
人間に翼があったら、
どれほど違った景色が見れただろう。
空を飛ぶことができたし、
どんな場所でも一足飛びで行けただろう。
翼があれば、
より優れた生き物になったかもしれない。
だが、こうも考えられる。
翼がなかったからこそ、
想像する能力が進化したと。
飛ぶことができない変わりに、
どうしたら空を飛べるかを思案した。
翼だけではない。
人間は足りないものを補うために、
思考をめぐらせ想像してきた。
その想像力が特出して
進化したのが人間なのだ。
つまり、人間には優れた想像力が備わっている。
誰もが優れた想像力を持っている。
その力が足りないものを補っていく。
その力が新しいものをつくっていく。
そして、それこそが想像の翼になる。
翼がない人間は、
想像の翼を持っているのだ。