(今日のコトバ)
なんだか政治家の失言は、
ぜんぶ本音のような気がする。
だって、自分の失言は、
すべて本音なんだから。
失言という言葉が飛び交う。
「いってはいけないことを、
うっかりいってしまう」ことが
失言というらしい。
となると、いってはいけないと本人が
わかっているか、
世の中がいってはいけないと思っているのに、
本人に自覚なく発した言葉か。
後者の方が多いと思う。
だが、失言といったって本人が
思っていないことはいわない。
むしろ、本人の本音が失言になっている
ことが多いはずだ。
自分に置き換えても、
失言と呼ばれるような発言をしたとき、
その言葉は本音に近いことばかりだ。
だとすれば、
「政治家の失言」というより、
「政治家の本音」とした方がいい。
謝罪するときも、
間違っていたと思うのなら、
「自分の考え(本音)が間違ってました」と
いった方がいい気がする。
失言という言葉がちょっと気になった
今日この頃である。