(今日のコトバ)
規則違反するバカがいるから、
もっと重い規則をつくられてしまうのだ。
どこにでも最低限のルールがある。
たぶん、はじめはたいたことのなかったルール。
言葉にすると、ゆるいルールだったような気がする。
誰もが遵守でき、罪にならない最低限のルール。
だが、一度このルールを破ってしまうと、
お上から、それ以上の重いルールがつくられてしまう。
より面倒臭く、より厳密なルールをつくられてしまう。
最低限のルールを守っていれば、
ある程度の自由も許され、
ほぼ快適に過ごせたはずだ。
その自由、その快適を、捨てることになるのが、
ルールを破るということ。
それも、場合によっては、
たった一人のバカ者のせいで、
ルールを変えられてしまうこともある。
そして、ネット社会になって、
情報過多の時代になって、
神経質にルールをつくりたがるのことが、
加速度的に広がっている。
特に、企業はコンプライアンスの名を借りて、
大きな顔でルールをづくりをする。
どんどん息苦しくなっていく。
若い人は、ある程度、コンプライアンスを
はじめから教育されているから、
順応できるかもしれないが、
もっと厳しくなれば、
人々すべてを息苦していく。
その時、人が伸び伸び生きていけるだろうか。
とても疑問に思う。
一人ひとりの人間が、
ルールとどう向き合うか、
しっかり考えて行動すべき時代のような気がする。