脱温室

(今日のコトバ)

 

アウェーで戦え。アウェーで戦え。アウェーで戦え。

ホームへ帰る時、王者として凱旋できるように。

 

 

 

人は、外出て強くなる。

内にこもっていては、強くなることは難しい。

味方ではない人々と、どうやって戦っていくか、

あるいはどうやってコミュニケーションをとっていくかが

自分を鍛える最初の関門になる。

サッカーの試合ばかりではなく、人は一歩家から出たら

まさにアウェーといっていい洗礼を浴びる。

自分の所属しない学校や仕事や街では、

親身になって自分を守ってはくれない。

毎日、予測不可能な事態に遭遇する。

その厳しさの中から人は自分なりの処世術をみつけ、

生きるべき道を確認するのだ。

人が成長するには、温室から外に出て

アウェーとよばれる世界へどんどん踏み込むことが必要なのだ。

もし、いま自分にひ弱さをを感じていたら、

アウェーに足を踏み入れてみよう。

たいしたことはない、知らない世界へ一歩踏み込めばいいのだ。

慣れていけば、一歩、また一歩と前に進めばいい。

その直進力があなたの未来を大きく変える。

あなたの人生を大きく変えていくのだから。

 

情熱大陸でアンジェラ・アキのドキュメントをみた。

彼女の絶世の歌声は、いじめられたハーフとしての生い立ち、

日本でも、アメリカでもシンガーとして芽の出ない屈辱の日々という

アウェーの時代があったからこそ、「HOME」という名曲を

世に送り出し、自分のホームをみつけ、いま、

カリスマとして音楽界に凱旋できたのかもしれない。