情を失わない

(今日のコトバ)

 

 

情は、最後の砦。

 

 

人間のすべてがパソコンで管理されていく。

ビジネスも、プライベートも、

一台のマシンの中に閉じ込められていく。

人間は人間同士の生のコミュニケーションを失っていく。

喜怒哀楽という感情は退化し、

心の底にあるものが見つからなくなる。

不便を経験して、本能を確認することさえできなくなる。

文明の進歩とともに、人間の機能を使用しなくてよくなる。

わかっているけど、楽を覚えた人間は、

どんどん不便を拒否していく。

ある程度は仕方ない。望んでいるのは楽なのだから。

ただ、どうしても失っていけないものがある。

それは、人間のもっている情。

感情、人情、友情、愛情、、、、、、、、。

この情という人間のもつ最高の機能だけは、

どんなに世の中が便利になっても失ってはいけない。

情を失うということは、すなわち人間のマシン化が

始まっているということ。

誰かを愛する、誰かを救う、誰かに怒りを感じる、

誰かを楽しませる、、、、。

気持ちとよばれる人間のいちばんライブな部分が、

この人間社会の中核をなしているのだ。

だから、人間の情は大切にしよう。

地球上のすべての人間が一丸となって守らなければ、

人類は滅びてしまう。

もしかすると、地球環境破壊より早く、

人類滅亡へ追い込んでいくかもしれない。

人間は、情で絆をつながなくては、

生きてはいけない生き物なのだ。

 

 

 

 

(トピックス)

 

プロレスの神様、カール・ゴッチさんが死去

 

 

“プロレスの神様”として知られたカール・ゴッチさんが、29日死亡したことが

専門ウェブサイト「レスリング・オブザーバー」により報じられた。

ゴッチさん82歳だった。彼の日本プロレスへの貢献は大きく、

力道山時代に日本プロレスに参加し、アントニオ猪木、ジャイアント馬場、

山本小鉄などを育成。また、国際プロレスではビル・ロビンソンと名勝負を行い、

新日本プロレスの旗揚げに参加。その後、UWFの前田日明、高田延彦、

船木誠勝、鈴木みのるなどを指導し、現在も無我の最高顧問に君臨していた。

これほど、日本プロレス史に貢献した外人レスラーもいないだろう。

団体の枠を超えてプロレス葬をしてもいいと思う。合掌。

 

 

 

民主党大躍進

 

 

年金問題、政治とカネ、大臣の不適切発言で自民党に逆風の参院選。

各党の獲得議席を推計したところ、自民は選挙区と比例区を合わせて

40議席を下回る見通し。自公を合わせた与党勢力は

計50議席を確保できるかどうかが危ぶまれるほどで、

過半数維持に必要な64議席を確保するのは絶望的な情勢だ。

一方、小沢一郎代表が退路を絶って戦った民主は50議席を大きく上回り、

60議席の大台に乗る可能性もある。

非改選議席と合わせて民主が参院第1党となるのは確実の模様だ。

 

 

 

 

 

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