(今日のコトバ)
失敗に誇りを。
金メダル確実といわれた高梨沙羅が4位に終わった。
彼女の中で納得していない部分と期待に応えられなかった部分とがあり、
悔しさをにじませていた。凄いのは、いい訳をせず反省をしていること。
解説者などによると風が大きく左右し、
もっと記録が出ていた可能性もあるらしいのだが、
いい訳しない。さらには、涙も見せず記者の質問にも答えていた。
この成績をどう考えるかは、人それぞそれだろう。
ただ、彼女は納得していない。失敗とはいわないまでも、
「私はこんなもんじゃない」と思っているはずだ。
自分の中にとめどない悲しみ、怒りがわいているはずだ。
この感情こそ、次のエンジンになる。
そして、この敗北も、失敗も、次の結果次第で、
大いなる歴史の一部にすることができる。
がんばれ、高梨沙羅。そして、人は誰でも失敗を歴史にできる。
がんばれば局面は変わる。
いまの人生に納得していない人は、この失敗を歴史の一部にしよう。
自分が納得する歴史への礎にするのだ。
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