(今日のコトバ)
世の中、案外、たいしたことのないヤツばかりだ。
試験会場や入社式など、
その場にいると、まわりの人間が
賢く、優れて、大きく見える時がある。
とても能力ではかなわないと思う。
このレベルの人間と戦うのしんどそうだと思う。
だが、実際のその人間たちと
コミュニケーションをとるようになると、
案外、たいしたことのない人間が多いことに気づく。
みな緊張して硬い表情をして、あるいは怖い顔をして
威嚇しているから、少しできる人間には見える。
ただ、時間がたつにつれて、いつも通りの人間に戻ると、
なまけ者もいれば、才能を感じられない者もいれば、
やる気がない者もいる。
自分も負けてないと思える瞬間がある。
人に得手不得手があって、
上手に能力を上手に発揮できる分野と
そうでない分野がある。
あるとしたらその差ぐらいだ。
ほんとうの勝負は、
どれぐらいやる気を出して、
どれぐらい頑張れるか、
どれぐらい努力できるかにかかっている。
すべては競い出してからが真価を問われるのだ。
そう考えると、
ファーストインプレッションのできそうな人間は、
それほど心配することはない。
実力以上に優れて見えているだけ。
力さえしっかりつけていけば、
怖れることは何もない。
あせらず、あわてず、まっすぐに、
自分の道を進めばいいのだ。