大勢が正解ではない

 

(今日のコトバ)

 

少数派には、意志がある。

 

 

 

民主主義は、

多数決でものごとが決まる。

多数派の意見が採用される社会といわれている。

だが、この多数派というのが、

社会の仕組みになると怪しい。

たとえば、会社の中で

圧倒的多数派といわれても、

社長が別の意見をいうと、

それが社長一人の意見でも、

オセロゲームのように多数派になってしまう。

また、多数派で決めたことが、

まったく間違っていたこともたくさんある。

意見を発するのは、自由だ。

いろいろな意見があっていい。

小さな意見を一つ一つ議論していては、

時間がいくらあっても足らなくなる。

そんなことは、わかっている。

ただ、大勢を占める意見が、

正解だという保証はない。

間違った意見を採用していることなど、

社会へ出てみればたくさん経験してきたはずだ。

そう考えると、

少数派といわれる意見も、

一つ一つ検証しておいた方がいい。

少なくとも、

多数派には、意志がなくて、

みんながいいというから一票という人が、

含まれている。

自分の意志がない、波風をたてたくない、

上の人に合わせていればいい等、、、。

反対に、少数派は、

意志のない一票になる可能性が低い。

意志がないのに

小さな声を上げる必要がないからだ。

だからこそ、少数の意見を大切にする。

もし、多数派の意見が間違った時、

軌道修正ができるように、

その意見もしっかり理解しておく。

社会の答えなど、

一瞬で変わることもある。

その時、少数派の別の意見が

正解になることもある。

少数派を忘れてはいけないのだ。

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