金に体温はない

 

(今日のコトバ)

 

人によって態度を変える人と、

数字ばかり追う人が同類に見える。

 

 

 

 

自分のまわりにいる人間に限りだが、

人によって、コロコロ態度を変える人間は、

数字、特に自分が

金を儲けることにおいて

貪欲だ。

人は、T・P・Oである程度、

相手との態度を変える。

金にも興味がある。

だが、ここでいう態度の変え方は、

自分にメリットがあると思うと、

ペコペコ頭を下げ、

メリットがないと思うと

知らん顔をする人。

人を人間性では見ない。

人を金としか見ていない。

「結局、金かよ」という人だ。

たぶん、誰のまわりにも一人ぐらいは

必ずいるだろう。

場合によっては、

予算達成が至上命題の会社には、

たくさんいるかもしれない。

わるいというわけではない。

資本主義の社会では、

大なり小なり、

数字原理主義の中で

生きなければならないこともある。

ただ、人が人ではなく、

金だと見てしまうと、

当然、金になる人、金にならない人で

選別して、人生の進むべき道を決めてしまう。

つまり、人と人のつきあいにはならなくなる。

金という関係が終わった時、

すべてがなくなる。

金を失った後の人生が、

とても寂しいものに

なってしまうのだ。

金に体温はない。

失ってしまえば、

それで終わりの関係になる。

人生は、

人と人との信頼できる関係があって、

幸せな時間をおくれる。

そこには、金より

人という大切なものがある。

そのことを忘れてはいけない。