(今日のコトバ)
故郷とは、
あなたのいいことも
わるいことも捨てないで、
大事に残しておいてくれる宝庫である。
いくら偉くなっても。
いくら出世できなくても。
故郷にある記憶は変わらない。
いい記憶も、わるい記憶も、
ちゃんと昔のまま残っている。
ありがたいような、
ありがたくないような。
ただ、そこへ戻ると
みんなの記憶の中に
自分の原型がある。
素に戻れる場所がある。
そんな場所があることは、
人生にとって大切なこと。
都会へ出て生きることがしんどくなって、
会社の人間関係が嫌になって、
何かにすがりたい時もある。
その時の一つの選択として
故郷がある。
素のままの自分を受け入れてくれる
場所がある。
そういう気持ちを持てるだけで、
人生は安定してくる。
自分に厳しい状況がおとずれても
生きていく勇気がわく。
人生にとって、故郷は素の自分を
受け入れてくれる大切な場所なのだ。