個性を尊重する育成法

 

(今日のコトバ)

 

怒られると

憶えることのできるのは、

「恐怖」だけでした。

 

 

 

怒ること。

時に人を間違えた道に進まないように

必要な場合がある。

怒らなければわからない。

矯正しなければわからない。

そんな時、どうしても怒ってしまう。

だが、この怒るという行為が度を越えてしまうと、

人を矯正するどころか、

恐怖を与えたり、萎縮させたり、

トラウマになってしまうこともある。

昔は、あたりまえのように行われていたが、

最近はパワハラを叫ばれるようになって、

怒ることが少なくなった。

この影響がいいかわるいかは、

一概にはいえないが、

着実に結果を出しているのが、

ゆとり以降の世代のアスリートの世界。

野球、サッカー、陸上、バトミントン、水泳など、

さまざまなスポーツアスリートが、

世界標準に成長してきた。

これは、怒るからはじまる

鉄拳制裁や根性論ではなく、

理論に基づいて、

正しい育成をする。

さらには、

怒るのではなく、

ほめることも含めて、

本人の能力、

本人のモチベーションを上げるために

サポートする。

アスリートで成功するには、

非人間的な環境が必要だという考えから、

個々人の能力を尊重して育成する。

間違いなくこの育成法は、

日本人アスリートの

レベルを上げていると思う。

もちろん、精神的な部分を鍛えるために

さまざまなトレーニングは積まれている。

だが、人を怒り続けて、

根性で這い上がってきた者だけを

良しとする育成ではない。

そう思うと、

ゆとり以降の教育・育成は、

評価するものがある。

今後この育成法は進化すると思うが、

どこまで進化するのか、

見守っていきたい。

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