幸福は環境づくり

 

(今日のコトバ)

 

有名という怪力がある。

無名という非力がある。

だが、幸せは、また、

別の筋力が必要なのだ。

 

 

 

大人になるとわかることがある。

有名になったからといって、

幸福ではないということ。

名が売れて、そこそこの収入も

手にするようになった。

だが、その収入を維持するための

プレッシャーやストレスは

想像を超えていた。

また、名が売れたからこそ、

自分及び家族が

賞賛される場合もあるが、

非難の的になることもある。

決して、

幸福とはいえない環境に

なることもある。

子供の頃は、有名になることが

幸福になることの

近道だと思っていたが、

そうでないこともたくさんある。

反対に、無名だから

不幸ということでもない。

名が無いから

悔しい思いをすることもある。

受け入れてもらえないこともある。

だが、無名だからこそ

静かに暮らせることもある。

生活水準さえ誤らなければ、

結構楽しく暮らせることもある。

有名がいいか。

無名がいいか。

それは自分の選択と行動次第。

ただ、幸福という存在は、

有名や無名に関係ないところにある

ような気がしてならない。

有名であれ、

無名であれ、

置かれた環境で

自分及び家族が

幸せになるための環境をつくる。

幸せになるための環境づくりを

丁寧に、丁寧にしている人が

幸福になる。

長く生きていると、

幸福とは、

環境づくりにある。

そう思うのだ。