(今日のコトバ)
やけになって失うより、
踏みとどまって得ることを選ぶのだ。
キレてしまうことは、簡単だ。
やけになって怒り、いままで築いたものまで失ってしまう。
自分の腹の虫は治まるかもしれなが、
壊れたものの代償は大きい。
人間関係において、もう一度、元に戻すのは大変な作業になる。
できれば、関係を切るようなことをせず、
ゆるめたり、のばしたりしながら、
保っておいた方がいいと思う。
たとえば、100%相手が悪い場合は、いたしかたないこともあるが、
自分が間違っていた場合は取り返しのつかないことになる。
謝ってすめばいいが、修復不可能なことにもなりかねない。
さらに、人間関係のその先にある利害関係も、
遮断してしまうことになる。
その利害がとても大きなものだと、
失った信頼の重さを後々気づき寂しくなる。
だから、キレてしまうことで、失うことを極力さけよう。
少なくとも自分に非がある場合は、キレてはならない。
人間同士の結びつきを失ったとき、
人間の中から消えていく絆はかけがえのない財産なのだから。