人間の機能

(今日のコトバ)

 

人間関係は、使えば使うほどバージョンアップする。

 

 

コミュニケーションは、使えば使うほど円滑になる。

使わなかったり、時間が短かかったりすると、

スムーズに事が運ばないことが多い。

この優れた機能を、人間はだんだん放棄しようとしている。

すべては、このパソコンの普及によることに起因するのだが。

いちばんのコミュニケーションである「会って話す」という行為を、

パソコンにより削除し、メールでやりとりが終わる。

今年の年賀状総数が激減したことも含め、

営業でさえメールで終わることも多々ある。

ただ、そのやりとりの中には、ぬくもり、空気感、呼吸、感情など、

人間の生き物としての大切なものがすべて抜け落ちている。

もったいないことだと思う。人間関係のいちばんおいしい機能が

失われようとしているのだ。

人間なら、人間として、非文明でもかまわない。

自分たちのもつ機能を大切にしたい。

そのために失ってはならないのは、機械を仲介しない人間と人間の関係。

そういえば、デジタルの時代になって、「ハート・トゥ・ハート」という

言葉も聞かなくなった。

ぜひ、顔と顔を見て話し、心と心が通じるコミュニケーションを

時代が変わっても続けたいものだ。

 

 

 

 

 

(トピックス)

 

北京五輪野球コーチに山本浩二浮上

 

北京五輪野球予選に向けて組閣が急がれている。

監督に星野仙一、コーチに田淵幸一、山本浩二、大野豊の布陣で

のぞむことが濃厚となった。団塊の世代の黄金トリオ復活で、

金メダルを目指す。首脳陣は揃った。後は、最強の選手を選べるかだ。

 

 

元浦和レッズエメルソン、カタール代表入り

 

カタールの国籍を取得していた元浦和レッズのFWエメルソンが

カタール代表入り認められそうだという。そもそも、中東のねばりの

あるサッカーができる国に、超得点能力のあるエメルソンが代表入り

すると、南アフリカ大会の脅威になることは間違いない。

日本は、さらなる進化が必要になるだろう。

 

 

NHK プロフェッショナル仕事の流儀 浦沢直樹

 

1億部を超える売り上げを誇り、漫画家としてトップを走る浦沢直樹の特集。

MONSTERは海外での映画が決まり、20世紀少年は実写化が決定。

自作の漫画が他のクリエーターによって、地球規模で表現されていく。

作家、作家といっても、浦沢作品は桁違いに作品が売れる。

小説家など100万部など、ほとんどありえない時代に浦沢作品は、

YAWARA!は3000万部、MONSTERは2000万部、20世紀少年は1800万部と、

驚異の売り上げ。一度読み始めたら止められない面白さは他の追随を許されない。

その彼の大きな出会いは手塚治虫とボブ・デュラン。

特に手塚の火の鳥には大きな影響を受けたと語る。

そして、浦沢の創作の信念は、ポプ・デュランの歌詞にある

「心のままに行け 最後はきっとうまくいく」だそうだ。

いよいよ20世紀少年もクライマックス。どんなラストになるか楽しみだ。

くれぐれも体をお大事に。

 

 

 

 

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