(今日のコトバ)
いくらトレーニングしても
一瞬で弱者になってしまう、
人間の心。
なぜだろう。
心を強くするのはとても難しい。
どんなにタフな訓練を受けても、
自分の心の弱いところを攻められると、
突然、取り乱し、我忘れてキレたりする。
もちろん、鍛えないより、
鍛えた方が強くなる。
ただ、どこまでもいっても絶対という言葉は
使えないのが心なのだ。
家族、恋人、仕事など、
自分が命を懸けているようなものが、
危機にあえば、おだやかな心ではいられない。
腕力が強かろうが、肩書きが高かろうが、
ところかまわず取り乱す場面を何度も見てきた。
人間は感情の動物といってしまえば、
それまでだが、だからこそ、
人間にドラマが起こるともいえる。
いい悪いではない。
感情の起伏の打ち出し方によっては、
非常に迷惑なこともある。
ただ、心が、感情が、揺れ動くからこそ人間なのだ。
そこが長所でもあり、短所でもある。
そこが魅力的でもあり、嫌悪の対象にもなる。
そう人間の心は、人生をドラマにするのだ。
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